2024-01-03 ■ (夏の葬列) 八月の葬列は皆俯いてそれはまるで終わりのない旅路 葬式が終わりでないなら人間の何が終わりの定義なのだろう 葬列の最語尾で足取り軽く 笑う少女はあの日の幻 真っ白なシャツとどこまでも続く空 悪夢とともに生きねばならぬ にんげんはいつか死ぬ みな死ぬのだと わかっているのにこんなに怖い