tamago

短歌 二次創作 その他

(夏の葬列)

八月の葬列は皆俯いてそれはまるで終わりのない旅路

葬式が終わりでないなら人間の何が終わりの定義なのだろう

葬列の最語尾で足取り軽く 笑う少女はあの日の幻

真っ白なシャツとどこまでも続く空 悪夢とともに生きねばならぬ

にんげんはいつか死ぬ みな死ぬのだと わかっているのにこんなに怖い